2007年第16戦中国GP ライコネンの逆転勝利
ドライバーズ・タイトルがかかった1戦となった中国GP、ハミルトンはポールポジション。ライコネン、アロンソには不利な状況でのスタートだった。
日本GP、中国GPと2戦続けてウェットコンディションでのレース。日本GPと違ってこの中国GPでは激しく雨が落ちてきたかと思えば止んでみたりとタイヤ戦略がポイントとなった。
ハミルトンは序盤から快調に飛ばしレースをリードする。いち早く1回目のピットストップ(給油のみでタイヤ交換なし)、リードを保ちながらレースを展開していく。しかし、途中激しく降った雨にオーバーランを演じてペースダウン。これによりライコネンに追いつかれる。
ライコネンとバトルを展開するも、ライコネンに捉えられ前を許す。このあとタイヤの摩耗が著しくなりハミルトンは2回目のピットに向かう。ここで想像もしなかったことが起きる。ハミルトンはピットレーンのコーナーで曲がり切れずランオフエリアに捕まる。後輪がむなしく空転、コースに復帰することができず無念のリタイアとなってしまった。
ハミルトンは107ポイント、勝利したライコネンは100ポイントとなり7ポイント差、アロンソは2位に入り103ポイントでハミルトンとは4ポイント差となった。
タイトルは最終戦のブラジルGPで決まる。
ホンダはバトンが今季最高位となる5位でフィニッシュ。コンストラクターズポイントを6ポイントとし、スーパーアグリの4ポイントを上回った。バトンはファステストを叩き出しながら、ライバルたちを次々とオーバーテイクし順位を上げていった。ウェットのレースでこれだけのパフォーマンスを見せられたということは、皮肉にも今期の空力が失敗だったことを明らかにした。
トロロッソのベッテルが4位、リウッツィも6位に入りチームは一気にランキング7位に食い込む。ベッテルは日本GPでのペナルティが撤回されたものの、予選で他車の走行妨害をしたとして再びペナルティが科され、グリッド5位降格からの4位入賞だ。リウッツィも日本GPで8位に入ったもののレース後にイエロー区間での追い越しがあったとして25秒加算のペナルティ、これによりチーム初ポイントが幻と消えていた。
二人はこれを跳ね返す結果を見せた。
スーパーアグリのデビッドソンはこのところ予選で佐藤琢磨を上回るタイムを出してきているが、決勝での結果につながらないでいる。佐藤琢磨はグリップが得られず予選で苦しむが、決勝では粘り強く走り、完走を果たしている。最終戦では是非ともポイントをあげてほしい。
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