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2006/04/30

井手有治、厳しい序盤戦

スーパーアグリという新チームからF1デビューを果たした井手有治だが、これまでのところ辛いF1生活を送っている。
新チームで使用するマシンは4年落ちの前アロウズのマシン。当然のことながら結果云々ではなく、完走することすら難しいと思われていたので、それを走らせるドライバーの力量がどうのうこうのと言える状態ではないと思っていた。

しかし、佐藤琢磨がこの予想に反して健闘し、開幕から3戦連続完走をしてみせた。また、たとえ非力なマシンとは言え、簡単にパスさせないファイトを見せ賞賛に値する走りをしてきている。

佐藤琢磨の健闘はチームにとっても大きなモチベーションにつながるが、井手有治にとっては逆に辛い状況に追いやられる原因のひとつになってしまったのかも知れない。
開幕から2戦連続でリタイアに追い込まれ、佐藤琢磨と比較してタイムが1秒も2秒も遅いことを周囲から指摘されてしまったのだ。第3戦目にしてようやく初完走という結果を出せ、エンジニアともミーティングを行い、佐藤琢磨とのタイム差を縮めてきた。

そんな矢先、第4戦でミッドランドのアルバースと接触するアクシデントを起こす。この一件はF1ドライバーの力量に達していないとの酷評をうけ、井手有治の立場を確実に悪い方向に向かわせたてしまった。

これまで十分なテストの時間が与えられてこなかったこともあり、鈴木亜久里代表は井手有治を擁護する。それでも、継続して起用するかどうかは自分ひとりだけで決めることではないと語っている。

恐らく、これまで持てる力を存分に発揮できるような状況になかったのだろう。それでもドライバーは結果が求められる。
佐藤琢磨もレース中にいくつかアクシデントを起こし、ライバル達からあいつは素人だとまで言われたことがある。皇帝M.シューマッハと衝突して、M.シューマッハにヘルメットを軽く叩かれるシーンも見られた。
それでもしぶとくF1に居残り続けている佐藤琢磨のように、井手有治もしぶとく残り続けてもらいたい。

スーパーアグリは第3ドライバーとして再びモンターニュを起用することを明らかにした。井手有治は佐藤琢磨だけでなくモンターニュとも比較されるに違いない。モンターニュは周囲からの評判もいい逸材だ。来年はホンダからデビッドソンを移籍させるなんて話しまであがってきている。

F1レーサーになるのも大変だが、F1レーサーであり続けることはこれもまた厳しい。
井手有治の頑張りに期待したい。


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